遺品整理を業者に依頼するべき基準とは?失敗しないための注意点もご紹介

2024/07/22

大切なご家族を見送った後、残された遺族の方々には「遺品整理(不用品の回収)」という、悲しみを伴う作業があります。

思い出の品や貴重品などは「形見分け」として、残されたご家族に分配されることが多いですが、形見分けをするためには、まず仕分けや分別作業を行わなければなりません。

故人のお住まいにもよりますが、家まるごと一軒分の分別作業やお片付けが必要な場合もありますから、遺品整理はとても大変な作業です。
残されたご家族の負担を少しでも減らすために、遺品整理(不用品の回収)は、業者に依頼することをおすすめします。

ただ「どの業者に依頼すればいいのかわからない」と、迷う方も多いでしょう。
今回は、遺品整理(不用品の回収)を依頼する時の基準や、業者選びを失敗しないために注意すべきポイントをご紹介します。

1.遺品整理(不用品の回収)、業者に依頼する基準は?

「遺品は故人との思い出だから、ご家族や親族だけで行う」と、お考えの人も多いと思います。ですがご家族や親族だけでは、手が回らないこともあります。
どのような状況であれば、業者に依頼したほうがいいのかを考えてみましょう。

故人がご家族と生活していた場合は?

荷物が少ない場合は、ご家族だけで遺品整理を済ませることも多いですが、処分したい家具が、いくつか出てくるかもしれません。

たった1つでも、迷わず業者に不用品の回収を依頼することをおすすめします。
数が少ないからと、ご家族で家具を運ぼうとして「ケガをしてしまった」「家を傷つけてしまった」などのトラブルが起きることも考えられます。
そのような事態を避けるためには、プロにお任せすることが一番です。

故人がご家族と共に生活していた場合「いつでも遺品整理(不用品の回収)はできる」と考えてしまい、なかなか遺品整理が進まず、いつまでもそのままというパターンもあります。
心が落ち着いたら、一区切りとして、遺品整理(不用品の回収)に取り掛かっていきましょう。

故人が一人暮らしだった場合は?

故人が一人暮らしだった場合の遺品整理は、お住まいだった家の状態によって変わります。
「ダスカル」は、家具1つの回収でも、1軒丸ごとの遺品整理(不用品の回収)も対応できますので、安心してお任せください。

賃貸の場合は?

故人が賃貸にお住まいだった場合は、早めに業者に依頼して遺品整理(不用品の回収)をすることをおすすめします。

なぜならば、借りている部屋(または家)には月々の賃貸料金がかかっているからです。
明け渡しに時間がかかった場合、それだけ家賃が発生しますので、注意しておきましょう。

持ち家の場合は?

故人が持ち家に一人でお住まいだった場合も、なるべく早めに遺品整理を行うことをおすすめします。

親族が近隣にお住まいの場合は、少しずつ遺品整理を進めていきましょう。
ただし故人の家から遠い場合は、遺族が集まる時に業者に依頼をして、早めに遺品整理(不用品の回収)を行うことをおすすめします。

荷物の量が多い場合も

故人の荷物が多い場合は、迷わず遺品整理(不用品の回収)を業者にお願いしましょう。
故人がすでに、荷物の量を減らしていた場合は、ご家族だけで完了できるケースもあるかもしれません。

ですが、残された荷物が多い場合は、大切な物と処分するものの仕分けだけでも、かなりの時間がかかります。さらに、処分のための運び出しとなると大変です。
荷物を整理した後は、不用品と判断された物の運び出し・処分を、業者にお願いしていきましょう。

2.遺品整理や不用品の回収はいつから始める?

遺品整理(不用品の回収)は、いつごろから始めたらいいのでしょうか。
結論を言えば、できるだけ早めに終わらせることが勧められています。
ですが遺品整理は、残されたご家族にとっては、忘れかけた悲しみが再びよみがえる作業でもあり、なかなか着手する気持ちになれないかもしれません。

しかし、遺品整理(不用品の回収)を始めるきっかけにできるタイミングがいくつかあります。ここでは、その機会と遺品整理を終わらせる目安をご紹介します。

粗大ゴミ回収の「ダスカル」は、「親族全員がなかなか集まることができない・人手がが足りない」という場合でも、近隣にお住まいの方に立ち会っていただき、遺品整理を進めることもできますので、安心してご相談ください。

葬儀から1週間(初七日)

葬儀から1週間後に、初七日を迎えます。
地域によっては、葬儀の当日に初七日をおこなうケースもありますが、葬儀とは別の日に初七日を迎える場合は、親族が集まり法要を行います。この機会に、いつごろから遺品整理(不用品の回収)を始めるかを、話し合いましょう。

葬儀から1カ月後(賃貸の場合)

葬儀の後は、法的な手続きを早めに行わないといけません。
法的な手続きが一通り終わった後に、遺品整理(不用品の回収)を具体的に始めていきましょう。

特に、故人が一人で賃貸にお住まいだった場合、ひと月ごとに賃貸料金がかかります。
退去作業と共に業者に依頼して、遺品整理(不用品の回収)も行っていきましょう。

四十九日が終わるころ(持ち家の場合)

四十九日が終わるころは、葬儀の時より、ご家族の心の状態も落ち着いていると思われます。
そのため遺族の方々も、遺品整理(不用品の回収)に対して、落ち着いて取り組むことができるのではないでしょうか。

四十九日の法要は、親族が集まる機会ですので、遺品整理(不用品の回収)を進めていきましょう。

「ダスカル」は、急なご依頼でも対応できる場合もあります。
法要の日程が決まり次第、ご相談いただければ対応できますので、お声かけくださいね。

3.遺品整理や不用品の回収の業者を選ぶ基準は?

では、遺品整理や不用品の回収をお願いする際、どのような基準で業者を選んでいけばいいのでしょうか。たくさんのサービスがある中で、どんなポイントに注目すればよいかをいくつかご紹介します。

遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ基準「許可の有無」

一般的の家庭ゴミ、粗大ゴミや家具・家電の回収は、市町村から認可を受けた業者のみが行える事業です。

遺品整理(不用品の回収)は、市町村から許可を得た業者を探すことがおすすめです。
これから、遺品整理(不用品の回収)ができる業者が持っている資格(許可)をご紹介します。

一般廃棄物収集運搬業許可

一般廃棄物収集運搬業許可は、家庭・事業所から出る「一般ゴミ」を回収できる許可証です。この許可を取得している業者は、法律で定められたルールに準じてゴミを運搬・処理します。

産業廃棄物収集運搬業許可

産業廃棄物収集運搬業許可は、企業や事務所などから出る「産業廃棄物」の回収ができる許可証です。
遺品整理に関して いうと、「故人が事業を行っていたが、廃業する」という場合は、この資格を持っている業者にお願いするケースがあるかもしれません。

古物商許可

「まだ使用できるので、リサイクルに出したい」という家具・家電もありますよね。
特に大きな家具や家電だと、引き取りに来てくれる業者にお願いしたいと考えるのではないでしょうか。その場合は、この資格を持っている業者を選びましょう。

「古物商許可」は古物(中古品・年代品)の売買ができる許可証です。
廃棄せずにリサイクルを考えている場合は、この許可を得ている業者がおすすめです。

遺品整理士資格

一般財団法人「遺品整理士認定協会」が認定する資格です。専門知識を持った整理士が、遺品整理のお手伝いをしてくれます。

この資格は、遺品整理を行うほとんどの業者が所持しています。ただし遺品整理士は、遺品を「分別・仕分けする」ための資格になります。遺品整理を不用品として回収するところまでお願いしたい場合は、「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者に依頼できると安心です。依頼する場合は、確認しておきましょう。

ダスカルを提供する大昭工業株式会社には、遺品整理士資格を所持したスタッフも在籍。丁寧な作業を心掛け、地域の皆様の信頼につなげています。
口コミ・レビューでも、ご依頼者様からありがたいお言葉をいただいておりますので、ご検討くださいね。

遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ基準「故人の家がある地域の業者」

遺品整理(不用品処分)を業者に依頼する基準の一つとして、故人の家のある地域の業者に依頼することをおすすめします。

上記でも、各市町村から「許可」を得た業者が、不用品の回収や運搬・売買ができると、ご紹介しました。
実は、市町村によって「ごみの取り扱い(分別方法)」が異なる場合もあるのです。「日本全国、ごみの分別方法は統一されている」と思われがちですが、実は多少の違いがあります。
あなたの身の回りの製品を見ても、そのことはがよくわかります。製品の裏側などについている「注意書き」を見ると、「廃棄の場合、各地方自治体(市町村)の廃棄区分に従ってください」と記載されていることが多いと思います。
商品によって、市町村のごみの分別方法が変わることもありますので、故人がお住まいの地域の事情を良く知っている業者にお願いすれば、間違いはありません。

遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ基準「良い口コミが多い業者」

遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ基準として、「良い口コミが多い業者を選ぶ」ことがおすすめです。

遺品整理は、とてもデリケートな作業です。ご家族を亡くし、ある程度時間が経てば、悲しみが和らいだように見えるかもしれません。ですが、遺品整理に取り掛かり始め、故人が愛用していた品物を手に取れば、故人を思い出し、再び悲しみに沈んでしまうこともあると思います。

ご遺族の方々は、とてもナイーブな精神状態ですので、そんな気持ちを理解して寄り添ってくれる業者を選びたいですよね。ご遺族に寄り添える業者を選ぶ方法として、業者のホームページや比較サイトに記載されている「口コミ・レビューを確認する」ということもあります。
ただし、口コミ・レビューを確認する際のポイントは下記です。

  • 料金や時間の口コミ・レビューは参考にしない
  • 作業員や受付の対応の口コミ・レビューを参考にする

現場で作業をする作業員の態度や、言葉使いの口コミやレビューを参考にして選んでいきましょう。
「口コミ・レビュー」を確認する時の注意ポイントは、下記でも改めてご紹介しますので、最後までご一読くださいね。

4.遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ時の注意ポイント

上記で、業者を選ぶ基準をご紹介しました。
もしも業者を選ぶ基準を見落としていた場合は、どうなってしまうのでしょうか。その場合の事例もご紹介しますので、忘れないように注意しておきましょう。

「許可」を得ていない業者に遺品整理(不用品の回収)をお願いしたら?

廃棄物の処理は「許可」を受けた業者が多いですが、そうでないケースもあります。
環境庁や各自治体からも「無許可の回収業者を利用しないでください」という注意喚起が出されていますが、もし、許可を受けていない業者に依頼した場合、下記のようなトラブルが起きる可能性もゼロではないため、注意が必要です。

無許可の業者に依頼した場合「不法投棄」

昔から山中や河原などに、使われなくなった家具・家電が置いたままにされ、吹きさらし状態になっていることが、問題視されています。

処分費用を抑えるため、回収した家具や家電をそのまま放置、または破壊して放置するという事例があります。そのような不適切な管理を行っていたため、火災が発生したケースもあるのです。

許可を受けていない業者は、法を守った適正な処理ができない可能性が高くなります。遺品整理(不用品の回収)は、市町村から「適切な処理ができる業者」と許可を受けた業者に、お願いしましょう。

無許可の業者に依頼した場合「料金トラブル」

ご家庭のポストの中に「無料で処分します」というチラシが入っていることがありませんか。
「無料」と記載されているため、お願いしようと考える方も多いかもしれません。
ですが、ここが注意しなければならないポイントです。

それは「処分費用は無料」でも「搬出・運搬作業は有料」と言われ、高額な費用を請求をされるパターンがあります。

「家具・家電の処分費用は無料だけれど、家の中から外に家具家電を搬出する費用や、トラックに詰め込むための費用がかかる」ということを、トラックに積み込んだ後に告げられ、結局「高額請求をされた」というパターンが多いのです。

このような料金トラブルを防ぐためには、「無料」という言葉に踊らされず、明朗会計な業者に依頼することをおすすめします。

遺品整理(不用品の回収)の業者を選ぶ注意ポイント「料金・作業の速さを重要視しない」

遺品整理(不用品の回収)を依頼する時、一番気になるポイントは「料金」と「どのくらいの時間がかかるか」ではないでしょうか。

市町村から、許可を得ていても、業者によって料金に違いがあります。そのため「できればリーズナブルな金額で」と考える人も多いのではないでしょうか。そして、作業もスピーディーに終われば、ゆっくりできる時間が増えるので、早ければ早いほどうれしいですよね。

ですが上記で「料金や時間の口コミは参考にしない」とも紹介しています。
その理由を、下記で説明いたしますね。

業者を選ぶ注意ポイント「料金が無料・格安の業者は選ばない」

料金が無料・格安という業者を選ばない理由は、「トラブル(不法投棄)を防ぐ」ということと、「廃棄物の処理には手数料がかかる」からです。
市町村によって手数料金は変わりますが、名古屋市が定める粗大ごみの手数料の金額を、一例としてご紹介します。

  • 照明器具・じゅうたん・物干し竿…各250円
  • ガスコンロ・鏡台・自転車…各500円

品物によって金額は変わりますが、粗大ごみの回収は、必ず料金がかかります。この手数料は、ごみ処理施設で行われる、適切な処理にかかる費用です。

そのため「無料、または格安で回収する」は、事業として成り立ちません。無料や格安な料金で回収された家具家電は、不法投棄の恐れが高いので、利用はしないようにしましょう。

遺品整理の業者を選ぶ注意ポイント「作業の早さを売りにする業者は、要注意」

スピーディーで手際の良さを喜ばれる作業は、荷物を運ぶ「引っ越し」や、単純に不用品を処分する「不用品の回収」です。遺品整理の不用品の回収は、ご遺族に寄り添いながらの作業になりますので、引っ越しや不用品の回収の作業とは、別物だと思った方がいいでしょう。

遺品整理の際に、ご遺族の決定を急かす行為は論外です。
多少時間はかかっても、たくさんある荷物の中から、貴重品や思い出の品をご家族と相談しながら、丁寧に仕分けをする業者を選びたいですね。

まとめ

今回は、遺品整理(不用品の回収)を依頼する時の基準や、業者選びを失敗しないための注意点をご紹介しました。

遺品整理は、残された家族の気持ちに寄り添いながら行う作業です。そのため業者を選ぶ基準として、下記がポイントとなります。

  • 遺品整理(不用品の回収)は、市町村の許可を得ている業者
  • 口コミやレビューで、作業員の対応を確認して選ぶ
  • 料金や作業スピードだけで、業者を選ばない

ダスカルを提供する大昭工業株式会社は、60年という長い年月、名古屋市より許可を受けて、法律に準じた回収や処理を行ってきました。これからも「安心してお任せできる、真面目な地元のごみ回収屋さん」をテーマに皆様に寄り添った遺品整理を行います。

遺品整理(不用品の回収)が終わり、故人との思い出を振り返りながら「ダスカルに依頼してよかった」と思われるように、さらに磨きをかけて参りますので、お気軽にお問合せくださいね。

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また部屋からの運び出しが伴うゴミも対象となります。私どもに運び出しはお任せください!