冷蔵庫の処分方法は?回収業者の選び方や相場料金までご紹介

2025/07/31

引越しの際、もともと使っていた冷蔵庫が新しい部屋に入らない…
冷蔵庫が壊れてしまったので処分したい…
そんなとき、冷蔵庫を「資源ゴミ(粗大ゴミ)として処分しよう」と考える方がいるかもしれません。

残念ながら、冷蔵庫を市町村回収の資源ゴミ(粗大ゴミ)として処分することはできません。

冷蔵庫は「家電リサイクル法」で定められている家電4品目のうちの1つのため、決められた方法で処分する必要があるからです。

そこで今回は、冷蔵庫の処分方法や回収業者の選び方・相場料金をご紹介します。

目次

1.冷蔵庫を処分する時の注意点!

冷蔵庫は、他の家具・家電とは違い、処分する方法が限られています。

正しい処分方法を知り、適切に処分していきましょう。

1)冷蔵庫を処分する時に知っておくべきポイント「家電リサイクル法」

冷蔵庫は、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)で定められている家電のため、リサイクル法で定めた処分方法に従う必要があります。

家電リサイクル法に定められている家電は、下記の4品目です。

  • テレビ
  • 冷蔵庫(冷凍庫)
  • エアコン
  • 洗濯機(衣類乾燥機)

※業務用の冷蔵庫は対象外です。家庭用の家電が対象になります。

2)なぜ冷蔵庫は家電リサイクル法の対象になるの?

なぜ冷蔵庫が、家電リサイクル法の対象になっているのでしょうか。

その理由として、冷蔵庫を含む4品目には「レアメタル」という希少な金属が使用されているからとされています。

家電リサイクル法は、下記の趣旨で制定されました。

  • リサイクルできる資源は再利用しよう
  • 廃棄物を減らして環境を守ろう

資源には限りがありますよね。
貴重な資源を「ゴミ」として処分してしまえば、今後、資源は足りなくなってしまうでしょう。

ゴミとして処分される前に、再利用できる部分を取り出して活用することで、資源を守ることにつながります。

2.冷蔵庫の処分方法

冷蔵庫を処分する方法とは、どのような方法があるのでしょうか。

冷蔵庫の状態によっても処分方法が変わりますので、注意して確認していきましょう。

1)まだ使用できる冷蔵庫の処分方法「知人に譲渡する」

まだ使用できる冷蔵庫の場合に限りますが「友人や知人に譲渡する」という処分方法があります。

新生活を始めるときは、家具家電の用意が必要ですよね。
もしかしたら友人や知人・親戚などに、冷蔵庫を必要としている人がいるかもしれません。

冷蔵庫がまだ使用できる状態ならば、声をかけてみましょう。

2)まだ使用できる冷蔵庫の処分方法「ジモティーを活用する」

まだ使用ができるけれど、友人や知人・親戚などに譲渡先が見つからなかった場合は「ジモティー」を活用しましょう。

下記がジモティーの特徴です。

  • 登録手数料や掲載費用は無料
  • 希望者と「チャット」でやり取り
  • チャット内で受け渡し方法や支払い方法を決める

ジモティーは、地域に密着したフリマサイトですので、ご近所の方とマッチングするかもしれません。
そしてフリマサイトと聞けば「お金のやり取りが…」と思われるかもしれませんが、ジモティーは「無料で譲渡」も「売買(有料)」も可能です。

購入して間もない新しい冷蔵庫の場合は、売買希望で掲載してお取引相手を探してみてはいかがでしょうか。

3)まだ使用できる冷蔵庫の処分方法「メルカリを活用する」

ジモティーは地域密着型のフリマサイトですが、メルカリは全国規模のフリマサイトです。

全国規模で取引をおこなうため、ジモティーよりも冷蔵庫を希望している人の目に止まりやすいというメリットがあります。

ただし、メルカリにはジモティーとは違うルールがありますので、注意しておきましょう。

  • 出品する時、価格(最低出品価格は300円)をつけないといけない
    ※「無料で譲ります」は不可
  • 配送方法(送料)も視野に入れないといけない
  • 商品代金の10%分の販売手数料がかかる

ジモティーでは、希望者と「チャットで相談」をして、譲渡方法や支払い方法を決めることができます。
ですが、メルカリは「売買を目的」としているフリマサイトのため、価格の設定や配送方法などを先に決めておく必要があります。

冷蔵庫の大きさや配送先によって配送料も変わりますので、売上−費用がマイナスになってしまう可能性もあります。

冷蔵庫が新品で、譲渡ではなく「売りたい」と思う場合は、検討してみてください。

4)まだ使用できる冷蔵庫の処分方法「リサイクルショップを活用する」

まだ使用できる冷蔵庫を処分する方法の一つに、リサイクルショップを活用するという手段もあります。

リサイクルショップで買取を希望する場合は、下記のポイントが重要視されます。

  • 製造年数(新しいほどいい)
  • 製造メーカー
  • 冷蔵庫が綺麗かどうか

リサイクルショップは「売れるものか、需要があるか」で買取を判断します。

製造年数がまだ新しいものでも、冷蔵庫にキズがあったり汚れが酷いものは買取不可となる場合もありますので、注意しておきましょう。

5)使えなくなった冷蔵庫の処分方法「家電量販店に引き取ってもらう」

冷蔵庫が壊れてしまい、新品の冷蔵庫に買い替える場合は、家電量販店に引き取ってもらうという方法があります。

新しい冷蔵庫との引き換えで搬出が可能ですので、少ない負担で処分ができます。

また、新しい冷蔵庫を購入しないという場合でも、回収・運搬費用とリサイクル料金を支払えば引き取って処分してくれる場合があります。

まずはお近くの家電量販店に問い合わせてみましょう。

6)使えなくなった冷蔵庫の処分方法「市町村が指定する引取場所に自分で運ぶ」

冷蔵庫は、家電リサイクル法に該当する家電製品のため「資源ゴミ(粗大ゴミ)」として処分することはできません。

家電リサイクル法に該当する家電製品の処分は「家電リサイクル券センター(一般財団法人家電製品協会)」の管轄になります。
処分したい冷蔵庫を自分で持ち込む場合は、事前に指定場所などの確認が必要です。

電話番号(フリーダイヤル)…0120-319640
受付時間…午前9時から午後6時まで
受付日…平日・土(日・祝が休み)

お電話をする際には、お間違えのないようご注意ください。

7)使えなくなった冷蔵庫の処分方法「不用品回収業者に依頼する」

使えなくなった冷蔵庫を処分する方法として、不用品回収業者に依頼するという手段もあります。

ただし、不用品回収業者に依頼する場合は「どの不用品回収業者でも同じ」と思わず、きちんと許可証を持っている不用品回収業者に依頼してください。

不用品回収業者の選び方は、下記で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

3.冷蔵庫を処分する場合の相場料金をご紹介

上記でご紹介した処分方法には「譲渡」というものもありますが、その場合の費用は冷蔵庫を運ぶための車両のレンタル料金とガソリン代程度で、ほとんどかかりません。

それ以外に、上記でご紹介した冷蔵庫の処分方法について、それぞれの相場料金をご紹介します。

1)冷蔵庫の処分にかかる相場の料金「メルカリの場合」

メルカリで冷蔵庫を売る場合、値段のつけ方に悩むこともあるかと思います。

冷蔵庫は、製造年数や容量によっても相場が変わります。

  • 小型冷蔵庫の場合…10,000円前後
  • 大型冷蔵庫の場合…10,000円~100,000円

最新の冷蔵庫で状態の良いものの場合は、上記のような値段がつけられている傾向があります。

また、冷蔵庫を購入した時の値段を控えている場合は、その値段をもとにして価格をつけるという方法もおすすめです。

  • 冷蔵庫が新品・未使用の場合…定価の60~80%
  • 冷蔵庫が未使用に近く、汚れていない場合…定価の30~60%
  • 冷蔵庫の使用感や汚れが目立つ場合…定価の20~40%

メルカリでは、上記の割合で値段を付けることが推奨されていますので、参考にしてみてください。

2)冷蔵庫の処分にかかる相場の料金「リサイクルショップに売却」

リサイクルショップに冷蔵庫を売却した場合、どのくらいの金額で買い取ってくれるのか、相場をご紹介します。

ただし、冷蔵庫は単身者用サイズからファミリー用の大型タイプとサイズもさまざまです。
大きさや年式によっても金額に違いがあり、リサイクルショップによっても変わりますので、一例として参考にしてみてくださいね。

  • 単身者用の小さめのサイズ…数千円~10,000円前後
  • ファミリータイプの大き目のサイズ…数千円~60,000円前後

製造から1年くらいの場合は、上記の金額が相場の目安になります。
製造から5年ほど経過している場合は、大き目のサイズの冷蔵庫でも10,000円前後になるようです。


そして、リサイクルショップによっては、下記のように買取の条件も変わります。

  • 製造から5年以内までの冷蔵庫なら買取可能
  • 製造から10年以内なら状態によって買取可能

まずはリサイクルショップが実施している「無料査定」で、実際に冷蔵庫を査定に出してみましょう。


無料査定の方法には、リサイクルショップによって違いがあります。
下記の方法で実施されているケースが多いので、一度確認してみてください。

  • 店頭査定…ショップに冷蔵庫を持ち込む
  • インターネット査定…LINEなどで画像を送って査定してもらう
  • 訪問査定…リサイクルショップの人が来て、実物を確認し、その場で査定

冷蔵庫は大きな家電製品ですから、訪問査定か、インターネットを活用した査定方法がおすすめです。
訪問査定は、査定金額に合意すれば、その場で引き取ってくれます。

インターネットでの査定の場合は、査定金額を教えてくれるので、他のリサイクルショップとの査定金額との比較ができます。

3)冷蔵庫の処分にかかる相場の料金「家電量販店に引き取ってもらう」

新しい冷蔵庫を購入する場合は、壊れた冷蔵庫を家電量販店に引き取ってもらう人が多いと思います。

ですが、今まで使用していた冷蔵庫が壊れても、新しい冷蔵庫は購入せず、誰かに冷蔵庫を譲ってもらう場合もありますよね。
その場合でも、家電量販店では「収集・運搬費用とリサイクル料金」を支払えば、壊れた冷蔵庫を回収してくれる店舗もあります。

収集・運搬費用は家電量販店ごとに違いますが、リサイクル料金は変わりません。(ただし、冷蔵庫のメーカーやサイズによって変わります。)

主要メーカーで製造されている冷蔵庫のリサイクル料金は下記になります。

  • 冷蔵庫・冷凍庫(小)…3,740円
  • 冷蔵庫・冷凍庫(大)…4,730円

※一般財団法人家電製品協会のリサイクル料金主要メーカー一覧より抜粋


一例ですが、家電量販店の収集・運搬費用の目安(相場)もご紹介します。

  • ヤマダ電機…2,500円(税込)+リサイクル料金
    ※一部離島や遠隔地の場合、費用が異なります。
  • ケーズデンキ…3,300円(税込)+リサイクル料金


リサイクル家電の回収のみを依頼する場合の費用目安は、以下の通りです。

  • ヤマダ電機…2,500円(税込)+リサイクル料金+2,750円(税込)訪問回収費
  • ケーズデンキ…3,300円(税込)+リサイクル料金+3,300円(税込)出張費用

費用は家電量販店によって異なるため、依頼前に確認しておきましょう。

4)冷蔵庫の処分にかかる相場の料金「市町村が指定する引取場所に自分で運ぶ」

冷蔵庫を市町村が指定する引取場所に自分で搬入する場合の相場の料金は、リサイクル料金のみかかります。

上記でも紹介していますが、リサイクル料金は以下の通りです。

  • 冷蔵庫・冷凍庫(小)…3,740円
  • 冷蔵庫・冷凍庫(大)…4,730円

※一般財団法人家電製品協会のリサイクル料金主要メーカー一覧より抜粋


家電量販店に依頼する場合は、冷蔵庫を運び出すための「収集・運搬費用」がかかりますが、自分で搬入する場合はリサイクル料金のみ必要です。

ただし、冷蔵庫を運ぶために車両をレンタルする場合は、レンタル費用がかかります。

自家用車に積み込める「小型の冷蔵庫」を処分する場合には、一番リーズナブルに処分できる方法です。

5)冷蔵庫の処分にかかる相場の料金「不用品回収業者に依頼する」

冷蔵庫の処分方法として不用品回収業者に依頼する場合の費用についてご紹介します。

ここでは、大昭工業株式会社の「ダスカル」サービスの冷蔵庫回収費用をご紹介します。

  • 冷蔵庫(~170L)…6,600円(税込)
  • 冷蔵庫(171L~)…8,800円(税込)

ダスカルサービスのホームページ内にある「お見積りシミュレーター」で住居環境や品目を選べば、収集費用の合計金額が自動計算されます。

電話やLINEでのお問い合わせも可能ですが、まずは相場の目安が知りたいという場合は、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

4.冷蔵庫の処分方法・回収業者の選び方

冷蔵庫の処分方法の1つ、回収業者の選び方をご紹介します。

冷蔵庫は、家電リサイクル法に該当する家電製品のため、適切に処分するためには、法律をしっかり守っている回収業者でなければなりません。

ただ、不用品回収業者を探そうと検索をしても、たくさんの業者がヒットしますよね。

ここで、たくさんある不用品回収業者の中から、適切に冷蔵庫を処理できる業者の選び方と、もしも適切な処理をしない業者を選んでしまった場合、どうなるのかをご紹介します。

1)冷蔵庫を処分できる不用品回収業者の選び方「一般廃棄物収集運搬許可を持っている」

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象になっている家電です。

そのため、きちんと法律を守り適切な処理ができる業者に処分を依頼する必要があります。
ですが「この業者は法律をきちんと守っているかどうか」判断しにくいですよね。

そこでたくさんある不用品回収業者の中でも、きちんと法律を守り、適切に処分をしている業者を見分ける方法をご紹介します。


お住まいの市町村のホームページの中に、ゴミの回収に関する情報が記載されているページがあります。
そのホームページをよく見ると、「家電リサイクル法に該当する家電の処分は、一般廃棄物収集運搬業許可を得ている業者に依頼してください」という案内があります。

一般廃棄物収集運搬業許可とは、不用品(ゴミ)を適切に処分・回収ができる業者だと市町村から認められた業者のみが持っている許可証です。

不用品回収「ダスカル」サービスを展開している大昭工業株式会社は、名古屋市から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けて60年、法律を遵守しながら市民の生活のさまざまな場面に関わっています。

これからもルールを守り、名古屋市の皆様と一緒に成長し続けますので、お気軽にご相談くださいね。

2)冷蔵庫を処分する不用品回収業者の選び方「処分費用を開示している(無料回収をしていない)」

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象になっている家電ですから、処分するには上記で紹介した、リサイクル料金が必ずかかります。

そのため冷蔵庫は「無料回収」ができない家電製品です。

家電リサイクル法の主旨は、上記でも紹介したように「貴重な資源の再利用と、環境を守ること」です。
もしも無料回収や格安での回収をうたっている不用品回収業者に依頼してしまうと、下記の恐れがあります。

  • 不法投棄
  • 料金トラブル

無料回収業者はリサイクル費用を負担していないため、適切な処分が難しい場合があります。
その場合、回収した家電が山中や河川敷に放置されるなどの恐れがあります。

また、冷蔵庫を無料回収するということは、家電リサイクル法に違反しています。
法律に違反している業者ということになりますので、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。


家電リサイクル法は、環境を守るだけではなく、この先の未来のためにも大切なことです。

「ダスカル」サービスを展開している大昭工業株式会社は、これから先の未来を守るために、法律を遵守しながら、環境保全に取り組んで参ります。

5.まとめ

今回は、冷蔵庫の処分方法や、回収業者の選び方・相場料金をご紹介しました。

  • 冷蔵庫は家電リサイクル法に該当する家電なので、決められた方法で処分しなければならない
  • まだ使用できる冷蔵庫は、譲渡も視野に入れる
  • 処分方法は複数あるので、自分に合った処分方法を選ぶ
  • 市町村から許可を受けた不用品回収業者に依頼することで、環境を守ることに繋がる


冷蔵庫は、家電リサイクル法に該当する家電の1つです。
そのため、市町村がおこなっている「資源ゴミ(粗大ゴミ)の回収」を利用することはできません。

冷蔵庫を処分する方法は複数あるので、ご自身の状況にあわせて、楽に取り組める処分方法を選びましょう。

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