粗大ゴミ回収、自治体と民間業者の違いを詳しく解説!

2024/06/24

お引越しや家具・家電の買い替えの際に、粗大ゴミ回収を必要とされる方が多くいます。そのような時に、まず悩むのは、誰に依頼するかということです。
粗大ゴミ回収を依頼する場合、自治体か民間業者の選択肢がスタンダードとなっています。しかし、自治体と民間業者にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、粗大ゴミ回収において、自治体と民間業者の違いを詳しく解説します。自治体と民間業者以外の不用品の処分方法も紹介しますので、参考になさってください。

目次

1.民間の粗大ゴミ回収業者の特徴

民間業者の粗大ゴミ回収に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
「信頼できる業者か疑問」
「価格設定があいまい」
「業者の選定が難しい」
そのような不安の声もしばしば聞こえてきます。


しかし、調べてみると民間の粗大ゴミ回収業者には、メリットがたくさんあることがわかりました。業者への不安を解消する選定ポイントがあるので、ご安心ください。
さっそく、特徴を解説していきます。

①民間業者の信頼性

もしかすると、民間業者に粗大ゴミ回収を依頼することについて、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。その不安の原因は、どこから来るのでしょうか。
民間業者に粗大ゴミ回収を依頼した際にトラブルに遭った方のお話を聞いて、信頼性に疑問を感じる方もいるかもしれません。確かに、経験が浅く、お客様を満足させるサービスができない民間業者も中にはいるようです。


その点、弊社ダスカルは創業1965年の歴史ある企業です。事業ゴミの回収において、長年のノウハウがあります。また、名古屋市の許可を得ている業者のため、地元名古屋市の皆様に安心して任せていただいており、お客様からお預かりした粗大ゴミは、法令を遵守し適切に処理します。お客様の中には、業者に出した粗大ゴミが不法投棄されるのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、その点もご安心ください。


悲しいことに、中には違法なことをしている民間業者もいることは事実です。しかし、弊社のような自治体の許可を得た民間業者が引っ張っていくことで、業界全体がより良いものとなるように微力ながら力を尽くしております。民間の回収業者の信頼性に疑問をお持ちの方は、お住まいの地域の行政から認められているかどうかを基準のひとつとしてお選びください。

②費用について

粗大ゴミ回収の費用は、それぞれの民間業者が設定しています。
自治体の費用、また業者間でも、大きく違いがあるかもしれませんが、基本的には、自治体の回収費用より高くなる傾向にあります。民間業者にご不安をお持ちの方の中には、料金設定が一律でないことが、その要因となっているかもしれません。


弊社ダスカルでは、ホームページのお見積りシミュレーターから、申し込み前に簡単に費用の目安がわかります。実際の粗大ゴミの量や内容によって変わる場合はありますが、おおよその費用が算出できるので一度お試しください。
また、粗大ゴミの量がまとまってある場合、個別ではなく定額パック料金を利用すると便利です。例えば、2tトラックパックですと、2tトラックに入るだけ粗大ゴミを出せます。

民間業者を選択される場合、ホームページや広告などで概算の料金を明記している業者をお選びください。

③自治体では出せない粗大ゴミも回収可能

民間の粗大ゴミ回収業者は、自治体が回収してくれない粗大ゴミも依頼できます。自治体が回収してくれない主な粗大ゴミは、テレビやエアコンといった家電リサイクル法の対象品目や、アップライトピアノ・金庫といった処理困難品のことです。


民間業者だからこそ回収できる品目もございます。自治体に回収してもらえなくてお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

④運び出し

民間の粗大ゴミ業者の多くは、運び出しをしてくれることも特徴のひとつです。粗大ゴミを、家の外に持っていくことが大変な方もいるかと思います。ご高齢のご夫婦や、単身女性世帯、ご家族で住まれていてもご主人が多忙で奥様が運び出しをせざるを得ない家庭など、ご事情は様々です。


大切に使っていた家具や家電には、思い出がいっぱいです。粗大ゴミに出す際には、ご自分でできるだけのことをしたいと思われる方も少なくありません。しかし、重量物で腰を痛めたり、荷物を持って階段の上り下りをすると、怪我をするリスクもあります。

思い出の詰まった家具や家電は、お客様に代わって最後まで責任をもって丁寧に処理しますので、安心してお任せください。

⑤分別しなくてもOK

分別までしてくれる民間業者が多いこともポイントです。例えば、弊社ダスカルの主な担当地域である名古屋市では、照明器具は蛍光管をとりはずしてから廃棄しなければいけません。また、こたつは大きさによって料金が変わり、こたつのフレームと板は別品目として扱われます。粗大ゴミそれぞれの回収方法を調べ分別することは、手間がかかる作業です。


民間業者に依頼すれば、分別せずにまとめて廃棄できるので、時間を有効利用できます。

⑥お客様のご都合で回収日時を決められる

空きがあれば、ご連絡いただいたその日にでも回収に伺えることが、民間業者の強みです。粗大ゴミを、長期間ご自宅で保管しておく必要がありません。
不要物にスペースをとられ、生活空間を圧迫することを避けられます。粗大ゴミを置いておくと、足をひっかけたりしてけがをする危険性も高まるので、できるだけスピーディに処理したいですよね。


回収日時が指定されていることが多い自治体とは違い、民間業者に依頼すればお客様自身のご都合で粗大ゴミを出すことが可能です。限りある時間を有効に利用できる方法をお選びください。

⑦その他のサービスも利用できる

民間業者は、様々なサービスを提供していることが多いです。近年では特に、遺品整理の需要が高まっています。亡くなられた方のご自宅で、粗大ゴミ回収をします。すべて故人が大切にされていた品です。

ご家族にひとつずつご相談しながら、整理のお手伝いをさせていただきます。また、ゴミ屋敷となってしまったご自宅の、粗大ゴミ回収もご相談ください。たまってしまったゴミを、ご自身ですべて廃棄するのは大変な労力を要します。
民間業者の力を借りて、ゴミのないすっきりとしたご自宅に戻してみてはいかがでしょうか。

⑧手続きの方法

弊社ダスカルのお手続き方法を例に挙げて、説明させていただきます。まずは、弊社ホームページからお見積りシミュレーターで、概算の料金をご確認ください。
その後、お申込みフォームを記入して、送信していただきます。メールでのご確認のうえ、日程が決定いたします。
当日、お約束の時間に回収に伺いますので、お立合いください。作業終了後、現金で料金をお支払いいただき作業終了となります。

2.自治体の粗大ゴミ回収の特徴

①自治体に依頼する信頼性

自治体に依頼する場合、その信頼性に不安を感じる方はほとんどいらっしゃらないと思います。自治体の法令に則った方法で、回収・廃棄されるので安心です。
不法投棄される心配もなく、一番確かな方法だと言えるかもしれません。

②費用が低価格

自治体に粗大ゴミ回収を依頼した場合、民間業者よりも費用を抑えられます。弊社ダスカルの主な営業エリアである名古屋市を例に挙げると、品目によって料金は四段階です。

・扇風機やスーツケースなど…250円

・ゴルフ用品、鏡台、食洗器など…500円

・電子レンジ、畳など…1000円

・電子ピアノ、ベッドなど…1500円

大きさや重さを基準に、廃棄が困難なものほど料金が高くなる傾向にあるようです。民間業者と比べると、お手頃であることがわかります。

③回収できる品目が限られている

自治体では、回収してもらえない粗大ゴミがあります。弊社ダスカルの主な営業エリアである名古屋市では、家電リサイクル法対象の品目は回収してもらえません。
具体的には、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機です。引っ越し先に備え付けのエアコンがある場合など、廃棄しなければならない状況も多々あります。アップライトピアノや金庫のような、処理困難品も自治体では回収してもらえないことが多いです。

④収集場所までの運び出しが必須

自治体の粗大ゴミ回収では、回収場所までの運び出しはご自身でしなければいけません。回収場所は、自治体によって異なります。主に、ご自宅前や、ご自宅の近くの粗大ゴミ回収場所などです。ご自宅前の場合は、比較的運び出しがしやすいかもしれません。

地域の回収場所の場合、粗大ゴミのサイズによっては運び出しのために車や軽トラックが必要になることもあります。お年寄りや女性の場合、重量物を運ぶのはご自宅前だとしても、大変な作業です。自家用車をお持ちでないご家庭もあります。


運び出しをどのようにするかが、自治体に粗大ゴミ回収を依頼する場合の最大のネックのひとつです。

⑤分別が必要

自治体に依頼する場合は、分別された状態で出さなければいけません。粗大ゴミの品目によって料金が決まっているので、回収に出すまでにご自身で正しい分別をしてください。

まず、粗大ゴミごとの分別方法を調べてから、分別作業します。粗大ゴミが大量にある場合は、分別に時間と手間がかかるので、時間に余裕を持って準備してください。
引っ越し等の忙しいスケジュールの中、分別するのは大変な労力が必要です。

⑥回収日は定められた日のみ

回収日は、自治体によって決められています。名古屋市では、地域によって月に一度回収する日が決められているので、申し込み等必要な手順を踏んだうえで当日回収場所に持っていかなければいけません。


自治体によっては、粗大ゴミセンターに電話して、回収日を伝えられることもあります。基本的には、自分では選べないケースがほとんどです。また、時間も、朝の早い時間に出しておかなければならないいなど、お客様のほうから指定することは難しい傾向にあります。

⑦その他のサービスが利用できない

また、自治体は、粗大ゴミの回収のみ引き受けてくれます。民間業者のように、仕分けや遺品整理やゴミ屋敷の片づけのサポートまではしてもらえません。
サービスの充実度が異なるので、目的によっては民間業者に依頼したほうが効率が良い場合もあります。

⑧手続きの方法

粗大ゴミ回収の手続き方法は、自治体によって異なります。一般的には、ホームページの申し込みフォームや電話から依頼し、回収日が伝えられることが多いです。コンビニや量販店で、粗大ゴミの料金に合った手数料シールを購入し、粗大ゴミの分かりやすい場所に貼り付けます。

当日回収場所に出しておけば、回収車が順番に回り持って行ってくれるので、立ち合いの必要はありません。自治体によっては、自ら粗大ゴミセンターに持ち込むことも可能です。
ただし、持ち込み可能な日が決められていたり、予約が必要な場合もあるので、あらかじめ確認してください。

3.その他の処分方法

民間業者や自治体以外にも、粗大ゴミの処分方法はございます。廃棄ではなく、中古品として譲る、もしくは売るという選択肢です。

親族や知人に譲る

引っ越しの際、まだ使用できる家具・家電を買い換えることはよくあります。その場合、今まで使っていた物は、処分しなければいけません。古くてもまだ充分に使える場合、親族や知人に譲る方もいらっしゃいます。ゴミを増やさず、環境にも配慮した選択です。
運搬方法を確保すれば、直接手渡しもできます。送付する場合は、梱包や宅配業者の手配が必要です。ただし、宅配業者では取り扱えないものがあるので注意してください。送料はどちらが負担するのか話し合っておくことも、お忘れなきようお願いいたします。

リサイクルショップに売る

まだ新しく、捨てるにはもったいないと感じる場合は、リサイクルショップに売る方法はいかがでしょうか。ただし、家具や家電は、基本的に高値で買い取ってもらえることはあまりありません。売値に期待はしない方が良いです。
リサイクルショップによっては、買取できないような古いものでも、引き取ってくれる場合もあります。その場合、廃棄のための料金が必要な場合も多いです。
思い入れのある家具・家電が廃棄されるのではなく、またどこかで使ってもらえると思うと気持ちも軽くなりますね。リサイクルショップに依頼すると、自宅まで来て運び出してもらえることもあるので便利です。

フリマサイトに出品

フリマサイトに出品する方法も、近年スタンダードです。自分が使わなくなってしまった物が、他の方に必要とされると、想像よりも喜ばしい気持ちになります。相場次第では、高値で買い取ってもらえることもあるので、試してみてもいいかもしれません。
ただし、フリマサイトに出品するためには、写真や傷の有無の確認などが必要です。サイズや色なども、細かく掲載しないとトラブルに発展することも考えられます。アプリ上でのやり取りも随時しなければならず、時間と手間がかかるのでご注意ください。また、絶対に売れるという確約はありません。
粗大ゴミを処分しなければいけない締め切りが決まっている場合は、時間に余裕を持って出品することがおすすめです。

地元の掲示板サイトを利用

家の近くで不用品を譲るもしくは売りたい場合は、地元の掲示板サイトを利用してはいかがでしょうか。自宅まで取りに来てもらうことを条件にできるので、運び出しの方法に悩まずにすみます。
買取料金は、高値を期待しない方がよいかもしれません。フリマサイトと同じく、いつ売れるかわからないので、時間に余裕のない場合は避けた方がベターです。サイト上のメッセージのやり取りが必要になり、こまめな対応が得意な方に向いています。
ただし、自宅に取りに来てもらう場合は、住所を教えることになります。防犯上のリスクが伴うので、ご注意ください。

まとめ

民間の粗大ゴミ回収業者の特徴

  • 民間業者の信頼性は、自治体の許可を得ているかを判断基準にする。
  • 費用は民間業者それぞれで異なるが、料金目安が明示されている業者が安心。
  • 自治体が回収してくれない粗大ゴミも回収可能。
  • 民間の粗大ゴミ業者の多くは、運び出しをしてくれる。
  • 粗大ゴミの分別しなくてもOK。
  • お客様のご都合で回収日時を決められる。
  • 遺品整理やゴミ屋敷の片付けなどサービスが充実。
  • 弊社ダスカルの場合、ホームページからお見積り→申し込み→当日回収→現地でお支払い、という流れ。

自治体の粗大ゴミ回収の特徴

  • 信用性がある。
  • 費用は民間業者に比べて抑えられる。
  • 回収できる品目が限られている。
  • 運び出しはしてもらえない。
  • 分別は自分でする必要がある。
  • 回収日は自治体主導で決められている。
  • 遺品整理などその他のサービスは利用できない。
  • ホームページや電話で申し込み→料金に合った手数料シールを購入→シールを貼り付ける→回収場所に出す、という流れ。


民間業者と自治体の粗大ゴミ回収の違いを、詳しく解説いたしました。この記事が、両者の違いを理解してあなたに合った方法を選択する手助けになれば、幸いです。

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